デプスブラー

 Zバッファを利用して被写界深度を作りボケを表現する。

EXRを使う場合

●Zバッファを用意する

 LW から Compositing Buffer Export を使用して Zバッファつきの EXR を出力する。
 Loader の Formatタブを見ると、すでに Zチャンネルに "Z" がセットされているので、そのまま使える。
 Zチャンネルの内容を確認するため、Loader をディスプレイにドロップし、ディスプレイビューの下にある Colorアイコンの横の▲をクリックし、"Z Depth" を選択する。

 するとビューが真っ白になってしまう。

 ビューの右下にあるグラデーションのアイコンを押す。
 これはビューを正規化する。

 Zバッファがあるのが確認できた。
 どうやら Z深度が全体の一部にしかないようだ。

●デプスブラーを追加する

 [Tools>Deep Pixel>Depth Blur]を追加し、EXR の Loader から BG に接続する。
 Depth Blur をビューにドロップし、Zバッファを正規化して表示する。

 Depth Blur のコントロールパネルの "Focal Point" が焦点の合う位置。
 これをスライドさせると、-1000~1000 の範囲がある。

 その横にある "Pick..." を使うと、ビュー上から Focal Point を取得できる。
 Pick... の上でマウスボタンを押し、ビュー上へドラッグする。
 するとドラッグした位置の RGBAZ の情報が表示される。

 手前から奥へドラッグさせていくと、Zチャンネルが 0~1 の範囲になっていることがわかる。
 だから正規化しないと表示されなかったわけだ。

●Zチャンネルを修正する

 Zチャンネルを Fusion の範囲に合わせる。
 [Tools>Miscellaneous>Custom Tool]、もしくはツールバーの "CT" をクリックし、Loader と Depth Blur の間に挟む。
 これは各チャンネルを加工する。

 Custom Tool のコントロールパネルの Channels を表示し、Aux Channel Expressions をクリックして表示する。
 Z Expression に z1*-1000 と入力する。
 これで 0~1 が 0~-1000 になる(Fusion は奥がマイナス)。

 Pick... からビュー上へドラッグすると、ドラッグした位置に焦点が合うようになるので、好きな所でドラッグを終了する。

Zバッファが別ファイルの場合

 Zバッファを下のように別ファイルとして出力した場合、

 まず LW の Zバッファと Fusion の Zチャンネルは方向が逆なので、反転させる。
 [Tools>Color>Color Space]を追加し、Color Space Conversion を "to Color" か "to RGB" にし、Color Type を "Negative" にする。
 すると明度が反転する。

 それを Zチャンネルに変換する。
 [Tools>Color>Channel Booleans]、もしくはツールバーの "Bol" をクリックする。
 これは RGBA などの各チャンネルを他のチャンネルに変換する。

 Color Space から BG に接続し、Aux Channels の Enable Extra channels にチェックを入れ、To Z Buffer を "Lightness BG" にする。
 これで BG の明度が Zチャンネルになった。

 これを Depth Blur の FG に接続する。
 FG に接続すると、Blur Channel で FG を使用するようになる。
 BG には RGB画像を接続しておく。

 Channel Booleans をディスプレイにドロップし Zチャンネルを表示する。
 Depth Blur から Pick... すると 0~-1000 の Zチャンネルができているのがわかる。
 もう片方のディスプレイに Depth Blur の Color を表示させておけば、Pick... したときにリアルタイムで焦点位置が変更される。

 あるいは Channel Boolean を使って RGB と Zチャンネルを一つのツールに統合してもいい。
 Channel Boolean の BG に RGB画像を接続、FG に Zバッファ画像を繋いだ Color Space を接続し、RGB を "BG" にし、To Z Buffer を "Lightness FG" にする。

コントロールパネル

Depth Of Field  :焦点の合う距離
Z Scale         :Zバッファの値をスケールする。深度エフェクトを強調するのに使う。