[Fusion]RGBでマスクを分ける

 CG のメイキング記事を読んでいると、マテリアルを RGB に分けてマスク分けをするという記述をよく見かける。

↓こんなの

 しかしその具体的な方法を書いた記事は一度も見たことがない。
 というわけでその方法。

用意する画像

 通常のレンダリング画像と、上記のように各マテリアルを R、G、B に分けた画像を用意する。

↓通常のレンダリング画像

 このとき注意が必要なのは、両方の画像でアンチエイリアシングを同じ量にすること。
 そうしないとピクセルが一致しない。
 LW でいうと「適正サンプリング」は使ってはいけない。

 また R、G、B に分けた画像をレンダリングするときは、ディザがかからないようにし、RGB値が均一になるようにする。
 LW でいうと[特殊効果>プロセシング>ディザ処理]を「オフ」にする。

Matte Controlでマスクを抜く

 RGB でマスクを抜くには、Matte Control を使用する。
 BG に通常のレンダリング画像、FG に RGB画像を接続し、Matte Combine を "Combine Red" にすると、FG画像の R の部分だけを残し、他はマスクされる。

 そのままだとマスクされた部分が加算になり見えているので、Post multiply image をオンにすると加算ではなくなり、今度こそ見えなくなる。

 これを R, G, B の3つ用意する。
 ツールはこのようになる。

Mergeの加算で合成する

 3つに分けた画像を合成するには Merge を2つ使用する。
 以下のように重ねれば(順番はどうでもいい)元の通常レンダリング画像と同じになる筈だ。

 だが、背景にベタ色を置いて拡大してみると、ピクセル間にすき間があるのがわかる。

 これは、50%のアルファと50%のアルファを足してもアルファは25%にしかならないからだ。
 フォトショップで不透明度50%の黒ベタのレイヤーを通常で2枚重ねても、0%の黒にはならない。25%の黒になる。
 それと同じことだ。

 これを直すには、Merge の Burn In を1にする。
 これは RGB を加算にする機能だが、アルファも加算にするため、50%と50%を足すとアルファが0%(不透明度が100%)になる。

 これですき間がなくなった。

マテリアルごとに色調補正する

 これで、マテリアルごとに好きなように色調補正ができる。