【1. 生命体8472(後編)】
セブン・オブ・ナイン「人間は常識に欠け、矛盾だらけで秩序がない。あらゆる決定を論じ合い、あらゆる行動に疑問を持つ。1人1人が小さな意見を持つことを許されている。お前たちは調和と、団結と、偉大さに欠ける。それが破滅を招くのだ」
艦長「どこで間違えたのか。それは背中を向け合ったときよ。個人であることをやめる必要はないわ。争うことを止めればいいの」
【3. 名誉の日】
セブン「私が行けば、ヴォイジャーは危害を受けずに済むかもしれない」
ジェインウェイ「どうもありがとう。でもあなたを渡したりしません」
セブン「私は集団にベストな選択肢を示しただけだ」
ジェインウェイ「あなたも集団の一員。だから守るの」
【4. ヴォリ防衛隊第4分隊】
(クレイディー人は恐ろしい奴らだと言うヴォリ人に向かって)
チャコティ「敵に対する憎悪を募らせようと思って、大げさに言う人もいるだろう。クレイディー人の方だって、君のことをものすごく怖いと思ってるかもしれない」
チャコティ「俺が生まれた惑星では、意見の違いを別の方法で解決している。話し合いをして。平和的にね」
チャコティ「俺は信念を持って戦ったが、戦闘の前はいつも怖かった」
ヴォリ人「でもその恐れを怒りに変えた。そうだな?」
ジェインウェイ「仲間の死は怒りを煽るでしょ」
チャコティ「一度憎しみを抱くと、簡単には、消えないものですね」
【5. 生命なき反乱】
トゥヴォック「ヴォイジャーに乗船して3年、みなさんの多くを尊敬するに至り、一部からは忍耐を学びました」
【7. D.N.A.に刻まれた悪夢】
異星人「ここで収集したデータは肉体的心理的疾患を抱えた何万人もの患者の助けになる。少々の犠牲は仕方がない」
ジェインウェイ「あなたの仲間が実験の対象にさせられ犠牲になれば、その身勝手な見解も変わる筈だわ」
異星人「結果としてお前の部下がより長く健康に生きられるようになればその身勝手な見解も変わる筈だ」
【8. 時空侵略戦争(前編)】
セブン「ボーグとして、多くと共生することには慣れているが、1人の人間と暮らすことの方がよほど難しい」
トゥヴォック「理由は?」
セブン「彼女は怠慢なのだ。部屋は常に雑然とし服は脱ぎ捨てたままだ」
トゥヴォック「いかにも。地球人は自分の身の回りのこととなると、非常に無頓着になる」
【9. 時空侵略戦争(後編)】
トゥヴォック「クルーの前で艦長に異議を唱えるのは不適切だ」
セブン「私はただ、艦長の間違いを指摘したかっただけだ」
(……)
セブン「私はボーグとして集合体に服従してきたが、ここへ来て個人として考え行動することを学んだ。なのに、今度は個人の意見を控えろと言う」
【12. 大いなる森への旅】
セブン「ドローンは修復不可能になった場合、廃棄される。だが記憶はボーグ集合体の意識の中に残る。人間風に言えば、永遠に生き続けるのだ」
【16. 超獣生命体VS狩猟星人】
セブン「あなたは私を個人にしようとした。私に集合体の一部として考えることを止めさせ、独立心と人間性を開拓させた。しかしいざ個人の意見を主張すると罰せられる」
ジェインウェイ「個人の行動にも限度があるの。特に命令構造で成り立っている宇宙艦にはね」
セブン「私があなたと同じ考え方をしないから罰するのだろう? あなたのようになろうとしないから。あなたは私の個性を批判するが、それは恐れているからではないのか?」
ジェインウェイ「そう思ってなさい」
【17. 呼び起こされた記憶の悲劇】
コヴィン「信じたのに、公正な目で調査をすると言ったのに! 自分たちに都合のいいものしか見ようとしない」
【19. 史上最大の殺戮ゲーム(後編)】
ヒロージェン「人類は何度も絶滅しかけている。だがいつも危機を回避してきた。そのために自らを変えることを、ためらわない」
【20. 人体を渡り歩く異星人】
ベラナ「まだ私と話す気がある? その気がないなら失礼するわ」
トム「へっ、君がヒステリーを起こさずに大人の会話ができるならね」
ベラナ「おやすみなさい」(立ち去る)
【23. 700年後の目撃者】
ドクター「700年も経ってるというのに、君らは相変わらず揉めてるようだな。もう少し成長していても良さそうなものだ」
館長「変わるのは簡単じゃないからな」
【26. 裏切られたメッセージ】
アートゥリス「ボーグは自然の脅威のようなもの。嵐に向かって怒る者はいません。避けるのみです」
セブン「あなたは私を操作しようとした。あなたの文化や理想に晒し、イメージ通りの人間にしようとした。だが失敗した。私たちの考えは正反対だ」
ジェインウェイ「それはそうね」
セブン「では私たちの価値観が違うことも認めるべきだ」